エンタープライズ:ニュース 2002/08/29 19:04:00 更新


Tripwire for Serversがバージョンアップ

トリップワイヤ・ジャパンは、サーバのデータ完全性を保証するソフトウェア「Tripwire for Servers 3.0 日本語版」を発表した。

 トリップワイヤ・ジャパンは8月28日、企業情報システムのデータや設定、ネットワークを監視し、それが不正に書き換えられたりしていないかどうかをチェックするソフトウェア、「Tripwire for Servers」の新バージョン「Tripwire for Servers 3.0 日本語版」を発表した。合わせて、複数のTripwire for Serversを統合管理する専用ツールもバージョンアップし、「Tripwire Manager 3.0 日本語版」として投入される。

 Tripwire for Serversは、サーバ上のデータを監視し、不正な変更や設定ミスなどによって損なわれることがないようチェックするソフトウェア。あらかじめ取得しておいた正しい状態に戻すことも可能だ。同社はこれを「完全性保証ツール」と表現している。

 新バージョンでは、何らかの変更があった場合、その変更点が通知されるだけでなく、あらかじめ設定しておいたプログラムを起動させるなどして、迅速にシステム復旧作業を行えるようになった。他にも、GUI形式のポリシー作成ウィザードの追加、レポート機能の強化などが実現されている。

 一方Tripwire Manager 3.0 日本語版では、リモートからTripwire for Serversを操作できるようになった。さらに、監視機器のグループ化が可能となり、機器1台ごとだけでなく、グループ化されたサーバごとにレポートを表示できるようになった。他にも、誰がいつTripwire Managerを使ってどういった操作を行ったかを詳細に記録する監査機能が強化されている。

 両製品とも9月24日より出荷が開始される予定だ。価格はTripwire for Servers 3.0 日本語版が、初年度サポート&メンテナンス料金込みで19万8000円、Tripwire Manager 3.0 日本語版は同じく185万円。Tripwire ManagerとTripwire for Serversのバンドルパックも販売される。

 なお、Tripwire for Servers 2.4 日本語版やTripwire Manager 2.4 日本語版を利用しており、サポート&メンテナンスの契約期間が有効なユーザーは、それぞれアップグレードが可能となっている。

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▼トリップワイヤ・ジャパン

[ITmedia]