エンタープライズ:ニュース 2002/09/02 17:34:00 更新


日立ITが「ESM-JP1連携アダプタ」を発売、セキュリティポリシー運用を一元化

日立ITは、日立製作所のシステム運用ソフト「JP1」と、シマンテックのセキュリティポリシー監査ツールを連携させるためのアダプタを開発した。

 日立インフォメーションテクノロジー(日立IT)は9月2日、日立製作所が提供する統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」と、シマンテックのセキュリティポリシー監査ツール「Symantec Enterprise Security Manager(ESM)」を連携させる専用プログラム「ESM-JP1連携アダプタ」を開発し、ESMとセットで販売すると発表した。

 ESMは、システム内のあらゆるコンピュータでセキュリティポリシーが遵守されているかどうかを評価し、違反項目に対して適切なアドバイスを提供するソフトウェア。日本情報処理開発協会(JIPDEC)による情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合制度の開始などを受けて、企業のセキュリティポリシー策定、運用に対する意識は高まってきているが、そうしたユーザーから、「JP1上でESMを使用したい」というニーズが寄せられていたという。

 このたび提供されるESM-JP1連携アダプタはこうした背景から開発されたもの。JP1の統合セキュリティコンソールからESMの操作が可能となり、セキュリティポリシー運用を一元的に行うことができる。

 ESM-JP1連携アダプタは、シマンテックの「ESMマネージャ」「サーバ用ESMエージェント」とセットで提供され、価格は83万8000円から。

関連リンク
▼日立インフォメーションテクノロジー
▼日立製作所(JP1)
▼シマンテック(ESM)

[ITmedia]