エンタープライズ:ニュース 2002/09/25 18:43:00 更新


サン、Javaにモーバイル機器のサポートを強化する新技術を追加

米サン・マイクロシステムズは、Javaに新技術を追加し、モーバイル機器のメッセージ、グラフィックス、ビデオ、音声機能などのサポートを強化することを明らかにした。新技術により、携帯電話やPDAなどのモーバイル機器の機能とアプリケーションの安定性が向上するという。

 米サン・マイクロシステムズは9月25日、Javaに新技術を追加し、モーバイル機器のメッセージ、グラフィックス、ビデオ、音声機能などのサポートを強化することを明らかにした。新技術により、携帯電話やPDAなどのモーバイル機器の機能とアプリケーションの安定性が向上するという。

 現在、世界の携帯端末メーカーの大手19社が販売しているJava対応の携帯電話は80機種に上る。新しい技術の投入で、Javaは携帯電話やモーバイル機器の標準技術としてさらに躍進すると期待されている。

 同社のアラン・ブレナー氏は「MIDPをアップデートし、J2MEに新しいメディア機能やメッセージ機能を加えることで、Javaは今後も新たなアプリケーショやサービスを提供する強力なプラットフォームとなる」と話している。

 Javaに盛り込まれる新技術は、Java Community Processがモーバイル機器用に策定したJava 2 Platform, Micro Edition(J2ME)の下記の3つの新標準に基づくもの。

  • Mobile Information Device Profile Version 2.0(MIDP 2.0):これは、モーバイル端末用の基本的なJava技術を集めたMIDPのアップデート版。詳細はWebサイトに公開されている。
  • Mobile Media API(MMAPI):音声やビデオ、マルチメディア機能をサポートする仕様やコードを提供するもの。詳細は、Webサイトに公開されている。
  • Wireless Messaging API(WMA):これは、ショートメッセージサービス(SMS)を含むメッセージ機能の技術基盤を提供するもの。これも詳細はWebサイトに公開されている。
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[ITmedia]