エンタープライズ:ニュース 2002/10/15 19:51:00 更新


RSAセキュリティがSSO製品「RSA ClearTrust 5.0日本語版」を投入、SAMLにも対応

RSAセキュリティは11月1日より、アクセス管理とシングルサインオン(SSO)、セキュリティ強化を実現するソフトウェア「RSA ClearTrust 5.0日本語版」の販売を開始する。

 RSAセキュリティは10月15日、企業情報ポータル(EIP)や電子商取引サイトにおけるアクセス管理とシングルサインオン(SSO)、セキュリティ強化を実現するソフトウェア「RSA ClearTrust 5.0日本語版」を発表した。11月1日より販売を開始する。

 同製品は、RSAセキュリティが9月に発表した新戦略「Trusted Identity&Access Management」に沿って提供される初の製品。リソースに対するアクセス制御とWebサイトでのSSOを通じて、ユーザーが実世界において従っている「ルール(取引基準、承認手順、処理規則などの規則)」と「ロール(役割、企業やコミュニティにおける職制や権限)」を、Webの世界に反映させるツールだ。

 特徴としては、同社が提供するワンタイムパスワード製品「RSA SecurID」や電子証明書管理システム「RSA Keon」、暗号化ツールの「RSA BSAFE」などとの連携が容易であり、いっそうセキュリティを高められることが挙げられる。同社ではこれらの各製品を、2003年以降、共通のコンポーネント化していく計画だ。

 また、サン・マイクロシステムズが提供する「Sun ONE Directory Server」や「Sun ONE Web Server」、日本BEAシステムズの「BEA WebLogic Server」「BEA WebLogic Portal」など、サードパーティ製品との連携が可能なほか、独自のデータストア・アーキテクチャ「DAL(Data Abstraction Layer)」によって既存のデータベースやディレクトリをそのまま活用できるなど、既存システムとの親和性も高いという。

 さらに、XMLをベースとした認証・認可の業界標準であるSAML(Seurity Assertion Markup Language)にも対応する。

 RSA ClearTrust 5.0日本語版は、SolarisおよびWindows NT/2000上で動作する。価格はユーザー数に準じて決定され、500ユーザーの場合で1ユーザー当たり4680円などとなっている。

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[ITmedia]