エンタープライズ:ニュース 2002/10/25 22:37:00 更新


アズジェント、セキュリティ認証取得の支援ツールを発売

アズジェントは11月5日より、BS7799やISMS適合性評価制度といったセキュリティ認証の取得作業を支援する「M@gicPolicyスタートアップ」と「RAソフトウェアツール」を販売する。

 アズジェントは11月5日より、「M@gicPolicyスタートアップ」と「RAソフトウェアツール」の販売を開始する。いずれも、情報システムのセキュリティが適切に管理されているかどうかを評価する「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」や、その基となった国際標準「BS7799」といったセキュリティ認証の取得を支援するためのソフトウェアツールだ。

 同社はこれまでも、セキュリティポリシー平準化ツール「M@gicPolicy R.2.0」などを通じて、企業セキュリティポリシーの策定と見直し・改訂、標準への準拠状況の監査といった作業を支援してきた。

 今回提供されるツールのうち、M@gicPolicyスタートアップは、このM@gicPolicyをエンドユーザー向けにパッケージしたもの。インタビュー画面上で複数の質問に回答していくことにより、現状の問題点を分析したうえで、ISMS適合性評価制度やBS7799(ISO/IEC17799)、JIS X5080、FISC、ISO/IEC 15408といった各標準に準拠した企業セキュリティポリシーのドラフトを作成できる。

 また、どの項目がどの程度標準に準拠しているかをレーダーチャート型で示すレポートが作成できるほか、ポリシー作成作業においては避けられない「競合」を解消するため、職責や独自ルールを適用して組織の回答を導き出す機能も搭載している。

 一方RAソフトウェアツールは、BS7799の参考書である「PD3000シリーズ」に準拠したリスクアセスメントツールだ。

 リスクアセスメントは、BS7799やISMS適合性評価制度の認証取得において欠かせないステップだが、膨大な情報を洗い出し、整理していく必要があるため、担当者の負担が大きい。RAソフトウェアツールは、収集した情報資産をその性質やリスクに応じてグループ化し、解析することにより、作業を効率化し、支援するツールだ。認証取得の際に必須となる「リスクアセスメント、リスクマネジメントの結果レポート」や「適用宣言書」の作成も可能である。

 価格は、M@gicPolicyスタートアップは1ライセンス(1年間)当たり50万円。RAソフトウェアツールは1案件につき55万円となる。

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[ITmedia]