エンタープライズ:ニュース | 2002/10/25 22:44:00 更新 |
理経、統合ネットワークアプライアンス「Inkraシリーズ」を発売
理経は日本電気システム建設との間で、「Inkraシリーズ」の販売パートナー契約を結んだ。米インクラ・ネットワークスが開発した統合型のネットワークアプライアンス製品で、データセンターやキャリア向けに販売していく。
理経は日本電気システム建設との間で、米インクラ・ネットワークスが開発したバーチャルサービススイッチ、「Inkraシリーズ」の販売パートナー契約を結んだことを明らかにした。
Inkraシリーズは、レイヤ3スイッチとしての機能に加え、ファイアウォールやSSLアクセラレータ、ロードバランシング(負荷分散)といった機能を1つのきょう体で実現するアプライアンス製品だ。既に何らかのアプライアンス製品を導入し、一部の機能を実現している場合には、オープンラック機能を通じて、これをInkraシリーズの中に取り込むことができる。
現在提供されている「Inkra4000」では、1つのシステム内に最大1000の仮想ラック構成を取り、仮想ラックごとに個別のIPサービスを提供することができる。この仮想ラックの間は、独自のハードウォール技術によって分けられており、バーチャルラックが互いに影響を与えることはない仕組みだ。今後さらに、バーチャルラック数を25に抑えたローエンド機種「Inkra1500」がリリースされる予定という。
日本電気システム建設はこれまで、インクラ・ネットワークスの代理店としてInkraシリーズを販売してきたが、理経は同社との契約に基づき、各種データセンターやキャリア、システムインテグレータ向けに販売・提案を行っていくという。
Inkraシリーズの出荷は11月末より開始される。価格は要問い合わせ。
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[ITmedia]