エンタープライズ:ニュース 2002/11/05 20:56:00 更新


シマンテック、不正侵入検知システムと擬装システムを発売

シマンテックは、不正侵入検知システム「Symantec ManHunt 2.2」および擬装システム「Symantec ManTrap 3.0」の販売を開始する。

 シマンテックは11月5日、不正侵入検知システム「Symantec ManHunt 2.2」および擬装システム「Symantec ManTrap 3.0」の販売を11月28日から開始すると発表した。

 Symantec ManHunt 2.2は、企業のネットワークやサーバに対する不正なアクセスを検出し、攻撃内容の自動解析を行う侵入検知システム(IDS)。従来のシグネチャ(攻撃手法を集積したデータベース)マッチングに依存したIDSとは異なり、未知の攻撃の検出にも対応したアノーマリ(異常)検知技術など、複数の検知方法でネットワークのトラフィックを監視しるのが大きな特徴。攻撃の検出、相関分析、対応を実行可能で、企業ネットワークを侵入行為やサービス拒否(DoS)攻撃などから保護できるという。また、オプションにより、他社のファイアウォールやIDS製品のセキュリティイベントを一元的に収集することもできる。価格は196万円から。

 Symantec ManTrap 3.0は、企業内の重要なサーバの身代わりとなる擬装システム。「ケージ」と呼ばれる仮想サーバに侵入者を誘いこみ、攻撃を実システムからそらすと共に、侵入者がケージ内で行う行動を監視することで、相手の情報を収集し、管理者が対策を施すための時間を確保できるという。価格は120万円から。

 同社では、両製品合計で初年度5億円の売り上げを目指す。

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[ITmedia]