エンタープライズ:ニュース 2002/11/07 15:33:00 更新


シマンテック、企業向けの包括的セキュリティ戦略を発表

シマンテックは、効果的な企業ネットワークセキュリティ環境の構築・運用を目的とした新戦略を発表した。

 シマンテックは11月6日、効果的な企業ネットワークセキュリティ環境の構築・運用を目的とした新戦略を発表した。

 同戦略の核には、同社製品と他社製品を相互運用可能とするフレームワーク「Symantec Enterprise Security Architecture(SESA)」がある。このSESAに準拠したソリューションを導入することで、集中管理機能、統合された保護機能、脅威に対する世界規模での迅速な対応が可能となり、従来型のセキュリティに比べて、運用コストの削減、リスクの低減、管理の簡素化を実現できるという。

 また同社は、SESAに対応した包括的なセキュリティ管理アプリケーションセット「Symantec Security Management System(SSMS)」を発表した。

 SSMSは、他社製品を含む多様なセキュリティソリューションの管理と、確実な意思決定を導くセキュリティ情報を提供することにより、企業の情報セキュリティ運用体制の効率向上を実現できるという。

 SSMSの販売は、同社の販売パートナーである日本電気と日本ユニシスを通じて行われる予定で、SSMSの各アプリケーションは2003年第1四半期に発売される計画だ。なお、価格は未定。

 このほか同社は、セキュリティポリシー監査ツール最新版「Symantec Enterprise Security Manager(ESM)5.5」の販売を11月11日から開始すると発表した。

 ESM 5.5では、新たにBS7799やISO17799に準じたセキュリティポリシーを提供する。これにより、ユーザーが手作業でポリシーを設定することなく、世界標準のセキュリティ基準に沿ったセキュリティポリシーが簡単に導入可能という。このほか、機能強化も図られている。価格は、マネージャーが50万円、サーバエージェントが24万円、ワークステーションエージェントが2万円など。

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[ITmedia]