エンタープライズ:ニュース 2002/11/19 18:19:00 更新


Linuxでも指紋認証を、日本セキュアジェネレーションが対応製品と開発キット

日本セキュアジェネレーションは、指紋読取装置「EyeDシリーズ」3製品をLinuxに対応させたことを発表した。

 日本セキュアジェネレーションは11月19日、指紋読取装置「EyeDシリーズ」をLinuxに対応させたことを発表した。さらに、指紋認証システムをLinuxアプリケーションに組み込むための開発キット「FDx SDK for Linux」の販売も開始した。

 今回Linuxをサポートしたのは、パラレルポートに対応した「EyeDマウス」「EyeDハムスター」「EyeDキーボード」の3製品。いずれも既にWindows版として提供されているが、新たにLinux版のデバイスドライバを開発することにより、Linux端末での利用が可能となった。価格は2万5800円から。

 またFDx SDK for Linuxには、デバイスの初期化や指紋の読取、指紋テンプレートの抽出、認証機能といった、指紋認証に必要な一連の機能が含まれている。これを活用することで、Linuxで動作するアプリケーションの中で、細かく指紋認証機能を制御できるという。価格は43万円で、カーネル2.4以上に対応している。

 日本セキュアジェネレーションによれば、Linux版指紋認証システムを活用した製品第1弾として、勤怠管理システムが計画されているという。このシステムは2003年3月までに製品としてリリースされる予定だ。

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▼日本セキュアジェネレーション

[ITmedia]