エンタープライズ:ニュース 2003/01/17 20:34:00 更新


米インテル、Itaniumファミリのロードマップを更新

米インテルはItaniumプロセッサファミリの2005年までのロードマップを公開した。2004年に9Mバイトの3次キャッシュを搭載した「Madison 9M」が追加された。「Montecito」Montecitoはインテル初のデュアルコアプロセッサになり、2005年に登場の予定。

 米インテルは1月15日付でItaniumプロセッサファミリの2005年までのロードマップを公開した。それによると2004年に9Mバイトの3次キャッシュを搭載した「Madison 9M」が新しく追加になった一方で、これまで2004年とされてきた「Montecito」が2005年に延期となった。MontecitoはItanium 2アーキテクチャを継承するが、インテル初のデュアルコアプロセッサになる模様だ。

新しいItaniumプロセッサファミリロードマップ
  • 2003年夏「Madison」クロック1.5GHz、3次キャッシュ6Mバイト、0.13マイクロメートルプロセス
  • 2003年中「Deerfield」Madisonの廉価版(デュアルプロセッサまで対応)、0.13マイクロメートルプロセス
  • 2004年「Madison 9M」クロック1.5GHz以上、3次キャッシュ9Mバイト、0.13マイクロメートルプロセス
  • 2005年「Montecito」クロック/3次キャッシュ未公表、0.09マイクロメートル(90ナノメートル)プロセス、デュアルコア

※現在のItanium 2(McKinley)はクロック1GHz、3次キャッシュ3Mバイト、0.18マイクロメートルプロセス

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[ITmedia]