エンタープライズ:ニュース 2003/01/29 22:07:00 更新


日本IBM、ノートPC「ThinkPad Rシリーズ」を一新

日本IBMは、セキュリティ・チップを搭載したノートPC「ThinkPad R40」10モデルを発表した。

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は1月29日、セキュリティ・チップを搭載したノートPC「ThinkPad R40」10モデルを発表した。

 TCPA(Trusted Computing Platform Alliance)仕様に準拠したセキュリティ・チップを、入門モデルも含め全モデルに搭載したのが最大の特徴。同チップは、暗号処理専用プロセッサと暗号鍵の漏洩を防ぐ機能を備えている。外部からのアクセスが不可能なチップ内に暗号鍵を持つため、より安全なPC利用が可能となる。制御用ソフトウェア「IBM Client Security Software」を導入すれば、電子証明書の保護、ユーザー認証の強化、ファイルの暗号化などが実現できる。

 上位モデルは、PC電力需要を平準化する第3世代ピークシフト・コントロール・プログラムに対応した。

 価格は、「Celeron/1.60GHz」、メモリ128Mバイト、HDD20Gバイト、 24倍速CD-ROM、XGA対応14.1型液晶ディスプレイ、「Windows 2000」などを搭載した最下位モデルで15万9000円。出荷開始は、2月10日を予定している。

 また、メモリ容量、拡張ベイのメディアドライブなどを選択できる「カスタマイズ・モデル」も提供する。

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[ITmedia]