| エンタープライズ:ニュース | 2003/02/04 21:16:00 更新 |

CA、オールインワンセキュリティソフト「eTrust Intrusion Detection 2.0」を発売
コンピュータ・アソシエイツは、侵入検知、メールモニタリング、Webフィルタリング、アンチウイルスの4つの機能を備えたオールインワンセキュリティソフト「eTrust Intrusion Detection 2.0」を2月末に出荷開始する。
コンピュータ・アソシエイツは2月4日、都内で記者発表会を開催し、侵入検知、メールモニタリング、Webフィルタリング、アンチウイルスの4つの機能を1つでこなすという、オールインワンセキュリティソフトウェア「eTrust Intrusion Detection 2.0」を2月末に出荷開始すると発表した。
eTrust Intrusion Detection 2.0は、日本国内で500サイトの導入実績のあるeTrust Intrusion Detection 1.xxの新バージョン。Webコンテンツモニタリング&スキャンによるアクセス監視・制御機能を持ち、企業内の非生産的なWebサーフィンの削減とネットワークリソースの効率活用を可能にする。また、HTTP、SMTP、FTP、Telnetトラフィックのコンテンツを監視し、電子メールやWebサービスがユーザーによってどのように利用されているかを管理でき、内部からの情報漏洩を防止できる。ネットワーク利用状況のロギングおよびレポート機能も備え、さらに、アンチウイルス機能を統合している。
バージョン1.xxと比較して、2.0ではサードパーティのロードバランシングシステムと統合しての利用や、シグネチャの自動更新が可能になった。また、1台のコンソールから、ネットワーク上の複数のeTrust Intrusion Detectionを一元管理できるようになった。
コンピュータ・アソシエイツは、eTrust Intrusion Detection 2.0の販売に当たり、単なる侵入検知ツールではなく、複数の機能を備え、外的脅威と内部情報漏洩の両方をカバーするオールインワンセキュリティ製品と位置づけ、積極的にマーケティングを行っていくという。他社のファイアウォールやIDS製品ユーザーに対し、その製品がカバーしていない部分をeTrust Intrusition Detection 2.0がカバーするという形でのディスカウントキャンペーンなどを行っていく。このほか、中小規模のユーザーが導入しやすいよう、クライアント数でなく同時セッション数でのライセンスを用意し、さらに大規模ユーザー向けにはシングルライセンスを複数購入するより割安になるデュアルライセンスを用意した。パートナーによる導入サービスメニュー化など、導入支援強化も図っていくという。
導入前の顧客に対し、ネットワークトラフィックを測定できるツールを提供したり、トライアルを実施したりするなど、導入にあたっての負荷を軽減するサービスを提供する予定。
2月4日に販売を開始し、出荷は2月28日から。価格は監視対象が125セッションまでで39万円からとなっている。
関連リンク[佐々木千之,ITmedia]
