エンタープライズ:ニュース 2003/02/19 18:17:00 更新


RSAセキュリティが認証局構築ソフトウェアをバージョンアップ

RSAセキュリティは、コモンクライテリア EAL 4+の認定を取得した認証局構築ソフトウェアの新バージョン、「RSA Keon Certificate Authority 6.5」の販売を開始する。

 RSAセキュリティは2月20日より、電子証明書管理システム「RSA Keon」の中核製品となるCA(認証局)構築ソフトウェアの新バージョン、「RSA Keon Certificate Authority 6.5」の販売を開始する。

 RSA Keon Certificate Authority 6.5は、PKI技術をベースとした電子認証および署名といったプロセスにおいて重要な役割を果たす、X.509準拠の電子証明書を発行するCAを実現する。CA証明書およびエンドエンティティ証明書の発行やCRL(有効性確認リスト)の生成・検証、監査の記録とバックアップ、ハードウェア・セキュリティ・モジュールによる秘密鍵の保護といった、パブリックCAに求められる機能をほぼ実装している。

 新バージョンでは、ログ情報のみを管理する監査者ロール(役割)の追加が可能となったほか、証明書内にCRLの失効理由を格納できるようになった。さらに、失効となった証明書の差分を記録するデルタCRLやCA証明書の失効リストであるARLをサポートしたほか、フェイルオーバー機能やロギング機能の拡充が図られている。

 また同バージョンは、セキュリティ製品に関する国際評価基準であるコモンクライテリアで、EAL 4+の認定を取得している。

 RSA Keon Certificate Authority 6.5の対応プラットフォームはWindows NT 4.0およびWindows 2000、Solaris 7/8。価格は従来バージョンと同様、499ユーザーライセンスで1ユーザーあたり4880円からとなっている。

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[ITmedia]