エンタープライズ:ニュース 2003/02/24 18:39:00 更新


キヤノンシステムソリューションズ、ユーティリティソフト3製品を発表

キヤノンシステムソリューションズは、PC用ユーティリティソフトを「Digital Toolsシリーズ」として発売する。

 キヤノンシステムソリューションズ(ソフトウェアプロダクト部)は2月24日、PC用ユーティリティソフトを「Digital Toolsシリーズ」として発売すると発表した。

 第一弾として、WebサイトへのログインID/パスワード自動入力ツール「オートログイン」、オフラインでのホームページ閲覧を可能にする整理・保存ツール「ウェブキャッチャー」、PKIを利用した個人向けファイル暗号化ツール「My PC セキュリティ」の3製品を2月28日から販売する。

 オートログインは、Webサイトにログインするための複数アカウントを管理し、自動入力するソフトウェア。Webサイトにアクセスする前に起動しておけば、Webサイトごとにあらかじめ登録したユーザーID/パスワードを自動入力する。Webサイトごとに複数のユーザーID/パスワードを設定することも可能。ユーザーID/パスワードのデータは暗号化されて保存される。また、同製品のプログラムを外部メディアに入れて携帯すれば、外出先のPCでも安全に利用できる。

 ウェブキャッチャーは、ホームページをPCに取り込んで情報を蓄積するためのスクラップブックツール。コンテンツは、ZIP形式で圧縮された「ブック」というデータファイルとして保存され、フォルダで分類・整理できる。また、「Outlook Express」の電子メールメッセージや、「Word」ファイル、画像ファイルも保存可能。EXEファイルやCHMファイルとしてエクスポートすれば、ウェブキャッチャーを持っていなくても閲覧できる。

 My PC セキュリティは、ドラッグ&ドロップの操作だけで、PKIを利用したファイルの暗号化を行うツール。また、独自に開発したA/B Key暗号化アルゴリズムには、アクセス権管理機能を搭載しており、アクセスレベルに応じてアクセスできるデータの振り分けが可能。復号キーを外部メディアに持たせれば、その外部メディアを認証キーとして使用できる。そのほか、任意のファイルを画像ファイルにカモフラージュする機能なども搭載する。

 価格は、いずれも3800円、ダウンロード標準版は2500円。対応OSは、Windows 98/98SE/Me/2000/XPとなっている。

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▼キヤノンシステムソリューションズ

[ITmedia]