エンタープライズ:ニュース 2003/03/04 21:09:00 更新


日本SGI、グリッドコンピューティング専用機を北大計算機センターに納入

日本SGIは、北海道大学大型計算機センターに、グリッドコンピューティング専用機として「SGI Onyx 300」を納入した。

 日本SGIは3月4日、北海道大学大型計算機センターに、グリッドコンピューティング専用機として「SGI Onyx 300」を納入し、本番稼働が始まったと発表した。

 日本SGIが北大計算機センターに納入したOnyx 300は、32CPU、16Gバイトメモリという構成。政府のe-Japan重点計画を推進する目的で、文部科学省が実施している「eサイエンス」計画に基づいて、全国7つの全国共同利用情報基盤センター(旧大型計算機センター)で始まった、グリッドコンピューティング研究基盤の一部となる。北大計算機センターでは、特に先端科学技術計算における大規模可視化処理の遠隔実行に必要なグリッドコンピューティング適したサービスを提供するという。

 文科省の大学共同利用機関である国立情報学研究所が推進する学術情報ネットワーク「スーパーSINET」に接続される。システムにはグリッドのミドルウェア開発の標準ソフトウェア「Globus Toolkit」をインストールし、遠隔地にある異なるOSのコンピュータ間においてコンピュータリソースを共有し、大規模・高性能コンピューティング環境を構築できるとしている。

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[ITmedia]