エンタープライズ:ニュース 2003/04/11 13:35:00 更新


IBM developerWorksLive!:Tivoliが首位を奪う

TivoliがIBMソフトウェアプロダクトの中核となるべくカンファレンス「IBM developerWorksLive!」で強調されている。開催講演の大半がTivoliとの連携、実装、実現などを掲げるものだ

 米IBMのデベロッパーカンファレンス「IBM developerWorksLive!」がニューオリンズで開催されている。初日はPlanet Tivoliデーともいえる幕開けとなった。デベロッパー向けの講演が300以上にも数えられ、現地11日までの3日間さまざまなセッションが繰り広げられている。

 今回のカンファレンスでは、ほとんどのセッションでTivoliが口にされるほど、主要プロダクトとして掲げられているのが特徴だ。

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サンドラ・カーター氏は日常をコンピューティングと対比させることが多い。今回はカレッジバスケットだ


 開催冒頭の基調講演には、Tivoliソフトウェアマーケティング担当上級副社長のサンドラ・カーター氏が登場し、Tivoliの概要が紹介された。続けて、Tivoliソフトウェアゼネラルマネージャのロバート・ルブラン氏がTivoliソフトウェアを実演紹介する。

 カーター氏からは、「IBMは、2002年10月の発表以来、オンデマンドへの取り組みに100億ドルを費やし強く掲げてきている。ビジネスが24時間、365日稼働し続けられるようサポートしていくのが目的だ」、と意気込みを見せる。

 情報システムの分野では、システム運用において起こる前の情報をつねに把握しなければならない。このためには、管理能力が求められることはもちろん、統合化、最適化が重要なポジションになるという。

 さらにカーター氏からは、現在ニューオリンズではNCAAの最終トーナメントが開催されていることが挙げられた。バスケットボールで有名な現地であるが、このスポーツの世界においても、IBMが掲げるオンデマンドと通じるものがあると語る。コーチがチームを率いるためには、プランをしなければならないことはもちろん、チームワークが必要だ。そして、「勝つチームには理由がある」のだと付け加える。対戦する相手が動く前に予測することはとても重要なものであり、そのためには情報収集から分析、そしてチームワークと即戦力が要求されるわけだ。

 カーター氏の講演では、以降の各講演を象徴するコメントとなった。

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[木田佳克,ITmedia]