エンタープライズ:ニュース | 2003/04/16 06:02:00 更新 |
IBM developerWorksLive!:WebSphere戦略と最新バージョン5.0の優位さを強調する
IBMソフトウェアの中核となっていたWebSphere。今回のカンファレンスではTivoliに一歩譲った形となったが、最新バージョン5.0での他プロダクトとの統合がますます強調される
developerWorksLive!、2日目のWebSphereセッションでは、米IBM、アプリケーションデベロップメントソフトウェア、マーケティング副社長ジョー・ダマーサ氏が壇上に立たれた。
ダマーサ氏は、デベロップメントツールのプロダクトマネージャを経て現職でWebSphereソフトウェアを代表する人物。この講演では、IBMが掲げるオンデマンドの核となっているソフトウェア「WebSphere Application Server 5.0」の概要とデモが披露された。
まず冒頭で強調されたのはWebSphereの定義であり、「スケーラビリティ」、「オープンソース」、「ビジネスプロセスのオートメーション」が実現されるものだ、とコメントされた。そしてオンデマンドビジネスではどのような物が要求されるのかに対し、「フレキシビリティ」、「順応性」が重要だと語る。さらに、会場へのデベロッパーへ向けたメッセージとして、ニーズに合わせた形でアプリケーションを実現する上でソースコードを記述する上では、従来のものをカスタム化していくことも十分に考慮しなければならないと付け足された。
ビジネスプロセスはスタック化されているものであり、これらを的確に把握してこそオンデマンドビジネスが成り立つともいう。コードを記述する者、テストを行う者、Java2環境でのデザイン化を行う者、そして検証を行う者、といったようにプロセス構築の上では幾つもの課程がある。
続けてボブ・スーター氏が紹介され、より実践的な面についてを語る。冒頭でスーター氏は「現在では、WebSphereとラショナルソフトウェアは個別に考えることはできなくなってきている」とコメントし、IBMソフトウェアの中でWebSphereが中心には位置するものの、ほかのプロダクトとはより密接な関わりになっていることを強調する。
スーター氏もまた、従来のシステムを活用し進化していく必要性がある、とコメントされた。
[木田佳克,ITmedia]