エンタープライズ:ニュース 2003/05/02 23:52:00 更新


発表に先立ち新製品を披露したノーテル

ノーテルネットワークスは来週明けにも、「BayStack 470-24T」や「Contivity 5000」といった新製品をリリースする予定だ。

 ノーテルネットワークス(ノーテル)は来週明けをめどに、いくつかの新製品を発表する予定だ。

 1つは、エンタープライズ向けレイヤ2スイッチ「BayStack」シリーズの新ラインナップ「BayStack 470-24T」で、発表に先立ちNetWorld+Interop LasVegas 2003の展示会で紹介された。

 この製品は既存のBayStackシリーズの機能を踏襲しつつ、「Business Policy Switch」の機能も追加されるという。アプリケーションに応じたトラフィック制御やQoS、ポリシーベースの管理が可能になるといい、特にVoIPなどの実現に適しているという。ただ残念ながら、Power over Ethernet(PoE)には対応していない。

 もう1つは、ルータやファイアウォールの機能も兼ね備えたIPSec VPN対応ゲートウェイ「Contivity」の新製品だ。ハイエンドに位置付けられるという「Contivity 5000」では、既存製品よりも高速な400Mbpsのスループット(3DES)を実現するという。同社は合わせて、ソフトウェアおよび管理ツールの機能拡張も図る予定だ。

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「WLAN 2200シリーズ」に、無線LAN対応IP電話を組み合わせてのデモ

 同社のブースでは、先日リリースした一連の無線LAN製品群「WLAN 2200シリーズ」のデモも行われた。アクセスポイントに、認証や管理、ローミングといった機能を提供する「Security Switch 2250」を組み合わせることで、安全に、しかもユーザーにとって透過的にネットワークを利用できることが特徴という。また不正なアクセスポイントを見つけ出す機能も備えているということだ。

関連リンク
▼Networld+Interop LasVegas 2003
▼ノーテルネットワークス

[高橋睦美,ITmedia]