エンタープライズ:ニュース 2003/05/07 18:04:00 更新


ベリタスとシスコ、ストレージネットワーキングソリューションのデモを実施

ベリタスソフトウェア(ベリタス)とシスコシステムズ(シスコ)は米国時間5月6日、米ラスベガスで開催中のユーザーカンファレンス「VERITAS VISION 2003」おいて、次世代ストレージネットワーキングソリューションのプロトタイプのデモを実施した。

 ベリタスソフトウェア(ベリタス)とシスコシステムズ(シスコ)は米国時間5月6日、米ラスベガスで開催中のユーザーカンファレンス「VERITAS VISION 2003」おいて、次世代ストレージネットワーキングソリューションのプロトタイプのデモを実施した。

 今回のデモは、シスコの「MDS 9000」スイッチにベリタスのストレージ仮想化ソフトを組み込んで行われた。このストレージネットワーキングソリューションは、ベリタスのボリューム管理ソフトをシスコのスイッチに搭載してストレージ環境の柔軟な管理を実現しようというもので、2003年後半には利用できるようになるという。

 ベリタスによると、「ストレージやサーバリソースの効率化とユーティライゼイションを促進するものになる」としている。ストレージ管理機能を搭載したネットワークデバイスを用いることで、企業はシステムの運用や管理コストを全般的に削減できるという。また、ネットワーク内の特定のポイントからストレージ全体を集中管理でき、ヘテロジニアスなシステム環境下でのストレージプロビジョニングが可能となる。

 シスコのストレージテクノロジーグループ上級副社長のソニ・ジアンダニ氏は、米アナハイムで開かれる「Storage World Conference」の基調講演でシスコとベリタスのパートナーシップについて説明するほか、ストレージネットワーキングによるメリットを話すという。

 ベリタスはブロケードともストレージネットワーキングソリューションの共同開発契約を締結しており、ブロケードの「SilkWorm Fabric Application Platform」に向けたボリューム管理やストレージリソース管理(SRM)技術を開発している。

関連記事
▼VERITAS VISION 2003 Las Vegas Report

関連リンク
▼ベリタス
▼シスコシステムズ

[ITmedia]