エンタープライズ:ニュース 2003/05/19 14:23:00 更新


マイクロソフト、「Visual Studio .NET 2003」を6月25日に発売

マイクロソフトは、マイクロソフトは、Windowsプラットフォームの統合開発環境である「Visual Studio .NET 2003」のパッケージを6月25日に発売すると発表した。

 マイクロソフトは、Windowsプラットフォームの統合開発環境である「Visual Studio .NET 2003」(VS .NET 2003)のライセンス製品を6月2日、パッケージを6月25日に発売すると発表した。

 VS .NET 2003では、Windows Server2003に完全対応するとともに、.NET Framework1.1対応のアプリケーション作成が可能。また、モバイルデバイス向けの開発環境を統合して、.NET Compact FrameworkとPocket PCエミュレータを搭載する。ほかにもVisual Basic6.0からのアップグレード機能を強化しているほか、.NET Framework対応のアプリケーションをVisual C++で開発する際にWindowsフォームデザイナを利用できるようになっている。また、Java言語による開発機能として「Visual J# .NET 2003」を追加した。ラインアップとしてはライセンス製品3種類、パッケージ製品11種類で、価格は「Visual Studio .NET Enterprise Architect 2003 MSDN Deluxe Edition」が380,000円(通常パッケージ)、「Visual Studio .NET Professional 2003 MSDN Deluxe Edition」が158,000円(通常パッケージ)など。

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6月25日よりパッケージが発売される「Visual Studio .NET Enterprise Architect 2003 MSDN Deluxe Edition」


 なお、同じく6月25日には「Windows MSDN Deluxe Edition」が発売される。同パッケージは、ソフトウェアの設計、開発、評価などに使用目的を限定し、「Windows Server 2003 Enterprise Edition」、「Windows XP Professional」を1つのパッケージに同梱して提供する。Windowsプラットフォームに対応したアプリケーションや周辺機器の開発、システム構築に対して、開発者が早期に準備できるようにしている。

 Windows MSDN Deluxe Editionでは、Windowsプラットフォーム対応のソフトウェア開発キットや、定期的に更新される最新の技術情報、マイクロソフトのエンジニアによるテクニカルサポートも提供する。推定小売価格は9万4800円。

 なお、Windows MSDN Deluxe Editionには5万9800円の優待パッケージも用意されているが、MSDNサブスクリプションの購読者のほかにも、DelphiやJava2 SDK、Eclipseといったツールを利用しているユーザーも対象になる。優待パッケージを購入し、ユーザー登録を行ったユーザーには、マイクロソフト公式解説書「Microsoft Windows Server 2003 テクノロジガイド」を提供する「Windows Server 2003 スタートダッシュ キャンペーン」も実施する。

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「Windows Server 2003 Enterprise Edition」、「Windows XP Professional」がひとつになった「Windows MSDN Deluxe Edition」


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