エンタープライズ:ニュース 2003/05/28 21:58:00 更新


ソフトウェア版「SecurID」がauとJ-フォンに対応

RSAセキュリティは、ワンタイムパスワード機能を実現する「RSA SecurID Software Token」を、KDDIの「au」およびJ-フォンの「J-フォン」に対応させると発表した。

 RSAセキュリティは5月28日、携帯電話上でワンタイムパスワード機能を実現するソフトウェア「RSA SecurID Software Token」を、KDDIの「au」およびJ-フォンの「J-フォン」に対応させることを発表した。

 RSA SecurID Software Tokenは、ハードウェアトークンの代わりに、PCなどの画面上でPIN(暗証)番号を入力することによってワンタイムパスワードを生成するソフトウェア。認証サーバとの間で、このワンタイムパスワードを組み合わせた2要素認証を行うことによって、単純なIDとパスワードの組み合わせに比べると、ログイン時のセキュリティを高めることができる。

 RSAセキュリティでは2002年11月より、NTTドコモのiモードに対応した製品を提供してきたが、このたび新たにau版とJ-フォン版をリリース。これにより、国内のJava対応携帯電話すべてでRSA SecurID Software Tokenが動作することになる。

 同社は今回の発表によって、携帯電話の種類に左右されることなくSecurIDを配布でき、しかもトークンに比べて紛失の可能性が低いことから、運用負担の低減につながるとしている。RSA SecurID Software Tokenの価格は、ライセンス年数とユーザー数に応じて変動するが、2年間のライセンスで10〜249ユーザーの場合、1ユーザーあたり4800円。6月16日より出荷が開始される。

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[ITmedia]