エンタープライズ:ニュース 2003/06/11 09:30:00 更新


HPがOpenViewにオープンソースソフトのEclipse用ツールを追加

HPはJavaOneでオープンソースフレームワークであるEclipseのユーザーに向けたHP OpenViewツールをリリースした。(IDG)

 Hewlett-Packard(HP)は6月10日、デベロッパー向けの新しいHP OpenViewツールをリリースした。これは、オープンソースフレームワークであるEclipseのデベロッパー向けのもので、同社によれば、これによりInternet Usage Manager(IUM)コンポーネントの作成、開発、導入が簡単になるという。

 サンフランシスコで開催中のJavaOneでお披露目された新しいHP OpenView IUM Component Development Environmentは、複数の環境で作業するときにEclipseのデベロッパーが直面する複雑な作業を軽減することを目的としているとHP。

 Eclipseはオープンソースソフトウェアで、ソフトウェア開発ツール統合のためのプラットフォーム。

 この新ツールは、システム、ネットワーク、利用データを収集し、計画策定、請求、原価配分といった分析機能を自動化するHP OpenView IUMと連動する。HP OpenView IUMはこれらの機能の自動化は行うが、異なる顧客ニーズやポリシーに対応するためには、新しいシステムコンポーネントを使った開発が有効だ。

 新しいソフトウェアツールは、スケーラブルな標準ベースのアプリケーションを、より簡単に開発できるため、これらのコンポーネントの開発・導入が容易になる、とHPは述べている。

 この開発環境はIUM Plug-In Development Kitにも統合されている。HPによれば、これによりデベロッパーがカスタム機能拡張を短期間に作成できるようになるという。

 IUMのライセンスを持つユーザーは、今月後半に新しいツールをダウンロードで入手可能になるとHP。

[Scarlet Pruitt,IDG News Service]

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