エンタープライズ:ニュース 2003/07/01 19:21:00 更新


ウォッチガード、「Firebox Vclass」に不正侵入検出・防止機能を追加

ウォッチガード・テクノロジーズは、中小企業向けのファイアウォール/VPNアプライアンス製品「Firebox Vclass」シリーズのソフトウェアをバージョンアップし、統合型の不正侵入防止機能を搭載する。

 ファイアウォール/VPNアプライアンス製品を開発、提供しているウォッチガード・テクノロジーズは7月1日、中小企業向けの「Firebox Vclass」シリーズに、新たに統合型の不正侵入防止機能を搭載することを発表した。

 この新機能は、Firebox Vclass用ファームウェアのバージョンアップによって実現される。SMTPとHTTPの透過型アプリケーションプロキシの搭載により、プロトコル異常を検出するとともに、ポリシーに反するコンテンツを除去。DoS(サービス妨害)攻撃やポートスキャン、スプーフィングといったさまざまな攻撃を水際で検知し、システムを棒業できるという。

 また、より大規模なネットワークをターゲットとする「Firebox システム」シリーズは、以前より不正侵入防止機能を搭載していたが、こちらもファームウェアのバージョンアップを通じて機能を強化した。新バージョンの7.0では自動ブロック機能が強化されたほか、VPNやファイアウォールを含む一連の機能を容易に設定、管理できるよう新たなインタフェースが搭載されている。

 ウォッチガードでは一連の機能強化により、スタンドアロン型の不正侵入検知・防御製品を導入する場合に比べて少ないコストで、また機器の追加や導入、管理に手間をかけることなく、適切なセキュリティ機能を実現できるとしている。

 このたびリリースされた新バージョンのソフトウェアはいずれも、アップデートやセキュリティ関連情報を提供する有償サポートサービス「LiveSecurity」の登録会員には無料で提供される。

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[ITmedia]