エンタープライズ:ニュース 2003/07/12 12:21:00 更新


PCをポルノサイト誘導に利用するトロイの木馬

「Migmaf」は感染マシン上でリバースプロキシとして機能、HTTPリクエストをポルノなどのコンテンツを含んだリモートWebサーバにリダイレクトする。

 Windowsマシンをポルノサイトなどへの誘導に利用する「Migmaf」と呼ばれるトロイの木馬が発見された。

 米Network Associatesの7月11日の報告によると、Migmafは、感染マシン上でリバースプロキシとして機能、HTTPリクエストをリモートWebサーバにリダイレクトする。このようにリバースプロキシを立てることで、Migmaf作者は、ポルノコンテンツなどを掲載した誘導先WebサーバのIPアドレスを隠すことができる。Network Associatesはこのトロイの木馬の危険度を「Low-Profiled(低ながら要注意)」と評価している。

 米Symantecの報告では、対象となるのはWindows 95/98/Me/XP/NT/2000の各マシンで、Macintosh、OS/2、UNIX、Linuxは対象外。同社の危険度評価は「Low(低)」。→詳細記事

[ITmedia]