| エンタープライズ:ニュース | 2003/08/08 19:12:00 更新 |

SAP DBがMaxDBに名称変更し、MySQLとの相互運用実現へ
SAPのオープンソースDB、SAP DBはMySQLに開発が引き継がれているが、その新名称が決定した。次期バージョンはMySQLとの相互運用機能も追加される。
スウェーデンのMySQL ABはドイツSAP AGのSAP DBオープンソースデータベースの開発を5月から引き継いだが、その名称をMaxDBに変え、企業データベース製品のさらなる開発をSAPと共同で行う。
スウェーデンのオープンソースベンダーであるMySQLは、MaxDBを2003年第4四半期からMySQL製品として提供を始めると、今週初めに声明を出した。MySQLはドイツのビジネス・アプリケーション・ベンダーであるSAPと共同でMaXDBの開発とサポートを行うが、プロダクトマネジメントの主導権はMySQLが握る。両社はこの製品をそれぞれの顧客に提供する予定だ。
さらに、MySQLはSAPとの協力により、MySQLとMaxDBという2つのオープンソースデータベース製品の長所を組み合わせて新しいMySQLエンタープライズデータベースを開発する。
ブランド変更に伴い、スウェーデンのSQLは現行のMySQL製品をMySQL Maxと改称する。MySQL MaxはすべてのMySQLストレージエンジンを含んだデータベース製品である。
SAPは5月に自社のオープンソース・データベース・ソフトウェアに関する開発の主導権をMySQLに移管した。SAPではオープンソース運動の強化につながると述べている。
MaxDBは大規模なSAP R/3環境とエンタープライズ規模のデータベース昨日を必要とするその他のアプリケーションをターゲットとしていると発表されている。このソフトウェアにはMaxDBとMySQLデータベース間の以降をサポートする相互運用機能が含まれている。ユーザーはMaxDBとMySQLの両方のデータベースを使ってアプリケーションを構築することができる。
たとえば、MySQLプロトコルを使ったMySQLプロキシーがMaxDBには追加される予定で、多くのMySQLユーザーは使い慣れたMySQLツールを使ってMaxDBサーバにアクセスすることが可能となる。また、MaxDBではMySQLレプリケーションに接続し、MaxDBは「スレーブ」にも「マスター」のどちらにもなることができる。
SAP DBの現行バージョンは7.4である。以降のバージョンはMySQLにおいてはすべてMaxDBの名前を冠することになる。最初のMaxDBリリースは7.5.00で、これはSAP DB 7.4をそのまま名称変更しただけのものだ。次バージョンのMaxDB 7.5.01はMySQLデータベースとの相互運用機能を追加したものになる。
MaxDBバージョン7.5はSAP DB 7.4と完全な下位互換性を持つという。
第4四半期にMaxDBがリリースされるときには現在のウェブサイトであるwww.sapdb.orgはwww.mysql.com/maxdb/へと変更になる。その時点から、MaxDBのすべての情報、ドキュメンテーション、ダウンロードはMySQLのウェブサイトから入手可能になる。
SAP DB versions 7.3と7.4は2004年3月31日までMySQLのウェブサイトでダウンロード可能だ。
ライセンシングとサポートに関しては、MySQLはMaxDBのライセンスに関して2種類の方法を提供する。オープンソースGPLに基づいた無料ダウンロードをするか、製品をオープンソース公開したくない場合には商用ライセンスを支払うか、いずれかを選択する。
MySQLは商用ライセンスに関する価格を提供していない。
SAPはMaxDBと、MySQLによって販売された商用ライセンス版SAP DBのサポートをMySQLとともに提供する。
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