エンタープライズ:ニュース 2003/08/27 22:59:00 更新


日立と日誠日立電子サービス、 HDDの磁気情報消去装置「ディスクイレーザ」を発売

日立製作所と日誠日立電子サービスは、 HDDのデータを完全に消去でき、目視による消去結果の確認が可能な「ディスクイレーザ」を発売する。

 日立製作所 ディフェンスシステム事業部と日誠日立電子サービスは8月27日、米国国防省の規格に準拠する、HDD内の磁気情報消去装置「ディスクイレーザ」を製品化し、9月1日に発売すると発表した。これと同時に、両社は同装置を用いて、オンサイトでHDD内のデータを消去するサービスを開始する。

 ディスクイレーザは、HDDに記録されているデータを、物理的処置で完全に消去し、データを再生不可能な状態にする装置。データの消去には破砕処理を用いず、HDD自体は処理後も原形を留めるため、磁気情報を消去してもリサイクルが可能。標準添付の溶液を使用することで、データ消去結果をその場で目視でき、機密データの漏洩が防げるという。

 日立は、同製品を用いて、オンサイトでPCおよびサーバ、RAIDなどに搭載されているHDD内のデータの消去する「完全消去サービス」を提供する。

 ディスクイレーザ装置の価格は198万円で、提供開始日は9月1日。完全消去サービスの提供開始は9月で、価格は個別見積りとなる。

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[ITmedia]