エンタープライズ:ニュース 2003/09/18 22:34:00 更新


ウイルス対策版「防災訓練」プログラムをトレンドマイクロが提供

トレンドマイクロは、擬似的なウイルスメールを送信してウイルス対策のトレーニングを行う「トレンドマイクロ アウトブレーク予防訓練プログラム」の提供を開始する。

 トレンドマイクロは10月14日より、企業向けのウイルス対策トレーニングサービス「トレンドマイクロ アウトブレーク予防訓練プログラム」の提供を開始する。

 9月1日の「防災の日」に合わせ、防災訓練を実施した企業も多いのではないだろうか。トレンドマイクロ アウトブレーク予防訓練プログラムは、同社とパートナー企業が連携して、ウイルス対策における「防災訓練」を実施するものと考えればいいだろう。実際のウイルスまん延の過程をなぞることにより、自社のセキュリティ体制・意識をチェックすることができる。

 同プログラムでは、擬似ウイルスのリンクを貼った電子メールを従業員に送信し、ユーザー一人一人がそれにどのように対応したか、行動を記録。その結果を分析し、リンクをクリックしてしまった従業員の割合を割り出し、レポートとしてまとめる。この結果を踏まえてウイルス予防のためのトレーニングを実施するほか、セキュリティポリシーの見直しをはじめとする対策を実施することも可能だ。

 トレンドマイクロはこのプログラムによって、セキュリティ対策上最も重要といわれる「人」の意識向上を支援できるとしている。

 トレンドマイクロ アウトブレーク予防訓練プログラムは、パートナー企業を通じて提供され、価格は個別見積もり。実際の顧客に提示される料金は、パートナー企業が設定する仕組みだ。既に日本ヒューレット・パッカードが同プログラムの利用を表明している。

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[ITmedia]