エンタープライズ:ニュース 2003/10/24 16:41:00 更新


弥生、会計事務所および顧問向けソフト最新版を発表

弥生は、会計事務所およびクライアント向けソフトウェア「弥生会計 AE」と「弥生会計 CE」の最新版を出荷開始する。

 弥生は10月23日、会計事務所およびクライアント向けのソリューション「MARCHプロジェクト」を構成する「弥生会計AE」(Accountant Edition=会計事務所版)と「弥生会計CE」(Client Edition=クライアント版)の最新版(リリース2)を、12月1日に出荷すると発表した。同社はまた、高度なセキュリティ管理サービスを提供する、中小規模法人向けのインターネットデータセンター「弥生ネットワークセンター」を設立して、「データリレーションサービス」を本格的に開始する。

 弥生会計AEおよび弥生会計 CEのリリース2は、固定資産管理機能と勘定科目内訳書作成機能を搭載した、会計事務所およびそのクライアント向け会計ソフト。既存のパッケージソフト「弥生」シリーズとの親和性を考慮して、「弥生会計」「弥生販売」からの仕訳データのインポートが可能になっている。

 「弥生ネットワークセンター」では、サービスの第一弾として、安川情報システムとの技術提携によるデータリレーションサービスを開始する。これは、弥生会計AEと弥生会計 CEのリリース2に搭載された機能を活用することで、両会計ソフト上から簡単な操作で、暗号化通信(SSL)による同ネットワークセンターでのバックアップ保存を可能にするとともに、会計事務所とクライアント間の通信においても暗号化を使用した送受信ができるようにするもの。万一パソコンに障害が起こった場合やデータを誤って消去してしまった場合でも、直前にバックアップしていたデータを簡単に復旧できる。

 データリレーションサービスの利用料金は、両製品共通の初期費用1万円のほかに、弥生会計 AEを使用する場合は、年間使用料金6万6000円(最大データ容量は1Gバイト)が、弥生会計 CEを使用する場合は、年間使用料金9600円(最大データ容量は100Mバイト)が別途必要となる。リリース2の出荷開始日は12月1日。弥生は、リリース2の先行予約特典として、10月27日〜11月30日の期間内に新規ライセンスを申し込んだ先着100事務所を対象に、データリレーションサービスの3カ月無料使用などを用意している。

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[ITmedia]