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2004/01/14 22:28:00 更新


NECほか4社、グーグルのAdSenseを採用

ニフティ、インプレス、リクルート・アバウトドットコムに続いて、NECがグーグルのキーワード広告AdSenseを採用

 グーグルは1月14日、コンテンツサイト向けキーワード広告の「Google AdSense」の記者説明会を開催。ニフティ、インプレス、リクルート・アバウトドットコムに続いて、1月14日からNEC(サービス名はBIGLOBE)が同プログラムを採用したと発表した。来月には時事通信社も開始する。

 日本では、昨年の12月19日からオンライン登録が開始されており、既に数百のサイトが提供を開始している。月間1000万ページビュー以上のサイトは同社からプレミアムサービスとして、カスタマイズされたパートナーシップ契約のほか、専属のアカウント、技術担当のサポートが提供される。

 AdSenseは広告を掲載するサイトのページ内容をインデックス化し、内容に適したテキスト形式の広告を配信するオンライン広告プログラム。

 広告主はアドワーズ広告登録時にAdSenseを選択することで同社の審査を満たした提携サイトに広告を配信することができる。広告内容に適したWebページに自社の広告を掲載することができるため、従来のWeb広告に比べてより優れた効果を期待することができる。

 サイト管理者にとっては、登録時に配布されるタグをWebページに組み込むだけで、自動的に広告の表示・クリック数に応じた売り上げの一部を受け取ることができる。今まで広告掲載が難しかったようなページにも表示可能となり、広告収入の機会も増大。広告サイズ、背景や枠、表示形式もサイトに合わせてカスタマイズできる。

 読者にとっては、閲覧しているサイトの内容に沿った広告がテキスト形式で表示されるため、関連のない広告表示による煩わしさが減る。

 同プログラムは各コンテンツページの属性の判別をGoogleの検索エンジン技術を用いて行っているため、内容の更新が頻繁なサイトに対しても、掲載広告の内容を正しく反映。また、フィルタリング機能により、競合サイトの表示を排除したり、広告掲載が不適切な内容(死亡、惨事)のページへの出稿を取りやめることもできる。

 なお、AdSenseで作成されるインデックス情報はウェブ検索とは別のシステムで動作するため、「AdSenseに参加しても、グーグルでのウェブ検索結果が変わることはない」(グーグル セールス&オペレーションディレクター、佐藤康夫氏)

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[今関茂樹,ITmedia]

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