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2004/01/21 20:35:00 更新


キヤノンシステムソリューションズ、Webサーバの脆弱性を保護するソフトを出荷

キヤノンシステムソリューションズ ソフトウェアプロダクト部は、Webサーバの脆弱性を保護するソフト「NGSecureWeb for Linux」を2004年1月21日から出荷した。

 キヤノンシステムソリューションズ ソフトウェアプロダクト部は、Webサーバの脆弱性を保護するソフト「NGSecureWeb for Linux」を1月21日から出荷した。

 同製品は、ファイアウォールとIDSの両技術を統合したWebサーバ専用ソフト。Linux上のWebサーバ「Apache」で動作し、クライアントからWebサーバへ送られるHTTP/HTTPSリクエストをフィルタリングし、Webサーバとそのサーバ上で動作するWebアプリケーションが攻撃されていないかを検査する。攻撃や攻撃の可能性がある場合は、Webサーバでの実行を拒否し、不正侵入やWebページの改ざんなどからサーバを保護するという。

 同社によると、同製品はコード全体をパターンマッチングする従来のIDSとは違い、過去に発生したさまざまな攻撃のパターンに基づき、抽象化したルールを複数組み合わせる独自技術を解析に利用する。そのため、新たな攻撃パターンが発生しても、修正用パッチが供給されるまでの間、サーバを停止させるなどの緊急対策をとる必要はないとしている。また、クロスサイトスクリプトによる被害からもWebサーバを守ることが可能という。

 Apache1.3対応版とApache2.0対応版が発売され、価格は35万円。

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