ケーススタディ
2004/01/23 16:51:00 更新


九州最大手の小売チェーン、ES7000でDWH構築

日本ユニシスは、サンリブの営業情報業務などのDWHを、ES7000上で構築し、本番稼働を開始したことを明らかにした

 日本ユニシスは1月23日、九州・中国地方を基盤に、83店舗のショッピングセンターを展開するサンリブの営業情報業務などのデータウェアハウス(DWH)を、「Unisys Enterprise Server ES7000(ES7000)上で構築し、本番稼働を開始したことを明らかにした。

 同システムは、顧客企業によるメンテナンスやプログラミングを不要とし、柔軟なデータウェアハウス構築を支援する「MartSolution」を採用していることが特徴。処理速度の向上、Webインタフェースを採用することによる顧客側の操作負担の軽減、IT資産の有効活用を可能にする。

 サンリブは従来、UNIXサーバを基盤にシステムを運用していたが、処理速度が遅いなどの問題点があった。同社は、これを解決するために、可用性、信頼性、拡張性の観点から検討し、Windows 2000 Advanced ServerとPentium III Xeon搭載のES7000を組み合わせたシステムの採用に踏み切ったという。システムを利用するために必要なソフトウェアはブラウザとExcelのみ。簡単な操作で情報検索ができるとしている。

 システムの構成は、ES7000にはPentium III Xeonが8CPU、ディスクは「SANARENA 1570」、ソフトウェアはWindows2000 Advanced Server、Internet Information Server、SQL Server 2000 Enterprise Edition、MartSolution となっている。

 ES7000は、インテルプロセッサを最大32個まで搭載でき、64ギガのメモリまで増設可能な大規模なIAサーバ。OSにはWindows Serverシリーズを採用している。現在、三井住友銀行、コニカミノルタ、三共など、多くの大規模ミッションクリティカルシステムで稼働している。

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