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2004/01/26 23:15:00 更新


米Novell、Linux関連事業を推進

米Novellは、オープンソースイニシアティブ「Eclipse」に参加する。また、「eServer」上で動作する「SUSE LINUX Enterprise Server 8」が、「The Common Criteria for Information Security Evaluation」の認定を取得し、「CAPP/EAL3+」の準拠を達成した。

 米Novellは1月21日、オープンソースイニシアティブ「Eclipse」に参加することを発表した。

 同社は、Eclipse技術を取り込むことで、Novellの技術を活用するオープンソース開発者に対して、共通開発ツールを提供できるようになるという。

 Eclipseは、統合化されたソフトウェア開発ツール作成のための、商用レベルのプラットフォーム提供を目的としたイニシアティブ。2001年に設立され、IBM、Borland、Red Hatなどが参加している。

 またNovellは、IBM製サーバ「eServer」上で動作する「SUSE LINUX Enterprise Server 8(Service Pack 3)」が、情報セキュリティ評価基準である「The Common Criteria for Information Security Evaluation(CC)」の認定を取得し、「CAPP/EAL3+」と一般に呼ばれている制御アクセス保護プロファイルへの準拠を達成したと発表した。

 さらに、eServerとSUSE LINUX Enterprise Server 8の組み合わせは、米国国防総省の仕様書「COE(Common Operating Environment)」の準拠も達成したと発表。COEは、指揮制御系統で使われる商用IT製品に関する機能や相互接続性の要件を定めたもの。

 これにより、SUSE LINUXは単一のパッケージで、CC、COEの双方への準拠を実現した初のLinuxディストリビュータになるとしている。

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