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2004/01/28 19:04:00 更新


富士ゼロックス、デジタル複合機の「ハードディスクドライブ・データ消去サービス」

富士ゼロックスは、デジタル複合機の内蔵HDDに一時的に残されるデータを機械撤収時に消去する「ハードディスクドライブ・データ消去サービス」を3月8日から開始する。

 富士ゼロックスは、デジタル複合機の内蔵ハHDDに一時的に残されるデータを機械撤収時に消去する「ハードディスクドライブ・データ消去サービス」を3月8日から開始する。

 コピー/プリンター/スキャナー/FAX機能といった多機能を提供するデジタル複合機は、動作時に一時的にデータを保存するHDDを内蔵している。デジタル複合機の寿命により使用を終了する場合でも、最後に記憶した情報が残されていた。HDDには磁気による特殊な形式で記録されているため、読み取りには専門的な知識や技術、解読設備がなければ困難で、これまでは通常の回収処理を行っていた。

 今回、富士ゼロックスでは機密漏洩の万全を期すため、撤収する機械のHDDに残されたデータを消去するサービスを開始する。データ消去には、HDDに3回の上書きを行うオーバーライト方式を使う。

 機械の引き取り後に同社の集中消去拠点でデータ消去作業を行い、証明書を発行する「データ消去&証明書発行サービス」、カスタマーエンジニアが専用のデータ消去機器を携帯し、顧客立会いのもとで消去する「オンサイトデータ消去サービス」、カスタマーエンジニアが訪問し、顧客立会いのもとでHDDを取り出し顧客に引き渡す「ハードディスクドライブお引渡しサービス」の3種類を提供する。

 価格は、データ消去&証明書発行サービスが1台あたり8000円、オンサイトデータ消去サービスおよびハードディスクドライブお引渡しサービスは個別見積もりとなっている。

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