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2004/01/30 01:41 更新


オープンソースUpdate:Sylpheed 0.9.9 リリース

およそ1カ月半ぶりのバージョンアップでは、マルチバイトロケールにおけるワードラップ処理の改善、半角カナを全角カナに自動変換する機能、偽装URL検出機能など、主にUI面での機能強化が図られた。

Sylpheed 0.9.9 2003年1月29日 リリース

ダウンロード(sylpheed.good-day.net)

ダウンロード(prdownloads.sourceforge.net)

 国内外で高く評価されているGTKベースの電子メールクライアント&ニュースリーダー「Sylpheed」がバージョンアップした。

 主な変更点は、次の通り。マルチバイト文字のワードラップ処理が改善され、日本語の場合は2バイト文字の前後であればどこでも自動改行されるようになった点、電子メールなどに不適切な半角カナ文字が含まれている場合、自動的に変換するようになった点、偽装URLを開こうとした場合には警告メッセージが表示されるようになった点などだ。

 また、オフライン利用向けの機能として、IMAPフォルダ、ニュースフォルダのダウンロード機能も実装された。ただし、一括ダウンロード中はウインドウがフリーズしてしまう制約があり、この点については早期改善が望まれる。

  • マルチバイト文字のロケールにおけるワードラップ処理が改良された。
  • 「受信」メニューが改良された。
  • ツールバーにコンボボタンが実装された。
  • IMAPフォルダ、ニュースフォルダの一括ダウンロード機能が実装された。
  • リンクをクリックした時、URLがステータスバーに表示されるよう変更された。
  • 偽装URL(表示とは違うURLへのリンク)をクリックした場合に、警告を表示する機能が追加された。
  • メッセージ送信時、「JIS X 0201 カナ」(いわゆる半角カナ)を「JIS X 0208」に変換して送信する機能が追加された。
  • 64ビット環境においてクラッシュする問題が修正された。
  • その他、幾つかの問題が修正された。
関連リンク
▼Sylpheed - a GTK+ based、lightweight、and fast e-mail client
▼Linuxチャンネル

[長谷川 猛,ITmedia]

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