ニュース
2004/02/02 14:21 更新
オープンソースUpdate:xinetd 2.3.13 リリース
xinetdが約半年ぶりにバージョンアップされた。設定ファイル読み込み時のエラーチェック、一定条件でクラッシュする問題などが修正されたメンテナンスリリース。
xinetd 2.3.13 2004年2月1日 リリース
豊富な機能を持つスーパーデーモン「xinetd」が半年ぶりにマイナーバージョンアップされた。認証制御などを一手に行えるツールとして幅広く利用されている。
今回のバージョンはメンテナンスリリースの位置付けだ。主に、ユーザ名やグループ名による指定のほか、UID/GIDコード指定が可能になった点を除き、設定ファイル読み込み時や稼動中にクラッシュする問題の修正などが変更内容となっている。
- ユーザ、グループのUID/GID指定が可能となった。
- IPv4アドレス空間にマップされたIPv6アドレスを正常に扱えない問題が修正された。
- 大量の接続を受け、ファイルディスクプリタを使い切った場合にサービスが停止する問題が修正された。
- ログ記録を行っている場合、「HUP」シグナルによる設定ファイルの再読み込み時にクラッシュすることがある問題が修正された。
- 「/etc/inetd.conf」設定ファイル読み込み時、読み込み対象のファイル名がメッセージに反映されない問題が修正された。
- アドレスリスト設定の読み込み処理において、不正にコンマで区切られたアドレスはエラーとなるよう修正された。
- 「rpm.spec」ファイルが更新され、標準の設定ファイルは「conrtib」ディレクトリに移動された。
- 時々「Smorefds()」が正常に完了しない場合の処理が修正された。
- 移植性の修正が行われた。
- その他、細かな問題に対する修正が行われた。
xinetd
Linuxチャンネル
[長谷川 猛,ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.