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2004/02/02 21:03:00 更新


ミロク情報サービスの電子証明書発行サービスが「e-Tax」に対応

ミロク情報サービスは、2月より名古屋国税局管内開始される「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」で利用可能な電子証明書の発行サービスを開始する。

 ミロク情報サービス(MJS)は2月2日、同社が提供する電子証明書発行サービス「MJS電子証明書発行サービス」で発行された電子証明書が、「国税庁長官が定める電子証明書」として認定されたことを発表した。

 MJSはこれを受けて、2月よりまず名古屋国税局管内(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)で開始される「国税電子申告・納税システム(e-Tax)」で利用可能な電子証明書の発行サービスを開始する。e-Taxでは電子証明書を活用することで、インターネット経由でやり取りされる電子データの改ざんを防ぐとともに、データの安全性保護、本人確認を実現する仕組みだ。なおe-Taxは当初、所得税申告と消費税申告(個人)のみを対象とするが、3月には法人税や消費税(法人)、納税ほか各種申告などに対応。2004年6月には全国的に展開される予定である。

 MJSでは今後、電子申告だけでなく、各省庁が実施している電子申請にも同サービスを対応させていく方針。また同社が会計事務所向けに提供するマネジメントシステム「ACELINKシリーズ」のほか、提携を通じて会計システムのASPサービスや電子帳簿保存など、さまざまなサービスとも連携させていく計画という。

 MJS電子証明書発行サービスでは、ICカードに格納する形で証明書が発行される。価格は初期費用が5000円、発行費用は有効期間が3年30日の場合で2万3000円。同社では会計事務所およびその顧問先企業を中心に、1年間で5万枚の発行を目標としている。

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