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2004/02/04 21:41:00 更新

セキュリティフライデー、ネットワーク盗聴を見つけ出す「PromiScan」日本語版を発売
セキュリティフライデーは、プロミスキャスモードのPCを検出する「PromiScan」の機能を強化し、日本語化した「PromiScan Ver3.0J 日本語版」を2月10日より販売する。
セキュリティフライデーは2月10日より、企業ネットワーク内で盗聴を行っているPCを検出するソフトウェア「PromiScan Ver3.0J 日本語版」の販売を開始する。
LAN内を流れるトラフィックは、Etherealなどのツールを利用して容易に取り込むことができる。そのデータが暗号化されない平文のままだったならば、中に含まれているIDやパスワードといった重要な情報までも把握することが可能だ。PromiScanは、ARPを活用して、こういった行為を行っているプロミスキャスモードのネットワークインタフェース(NIC)を見つけ出すためのツールだ。
もともとは同社社長の佐内大司氏が開発し、同社Webサイトで無償で配布されていたものだが、正式版では仕様を大幅に変更。日本語化が図られたほか、監視ツールとしての機能がいくつか加わっているという。
具体的には、定期的にスキャンを実行してNICの状態変化、ひいては当該PCでのスキャンツールの起動/停止状態を把握し、より確実に盗聴を検出できるようになったほか、ログ出力機能、コメント機能などが加わった。特定のPCのNICの状態だけを抜き出し、時系列に沿って表示、監視することも可能という。ネットワークに対する負荷を軽減するため、ゆっくりスキャンを行う「スロースキャン」もサポートした。
PromiScan Ver3.0JはWindows 2000/XPに対応しており、価格は、クラスCライセンスが3万5000円。ネットアンドセキュリティ総研やベクターなどのサイトを通じてダウンロード販売が行われるほか、ダイワボウ情報システムよりライセンス販売も行われる。同社のサイトからは、スキャン範囲を限定したトライアル版のダウンロードも可能だ。
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