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2004/02/10 15:40:00 更新


Fedora JP Projectが正式に発足

Fedora Projectの日本語環境を整えることを目標に、Fedora Projectと連携して、日本で活動する団体「Fedora JP Project」が発足した。

 2月10日、Fedora JP Projectが正式に発足した。同プロジェクトは、米Red Hatが運営するFedora Projectとは独立して活動するが、Fedora Projectにも参加し、連携した活動、貢献を行う予定。

 同プロジェクトの発足以前は、旧Red Hat Linuxメーリングリストを母体にし、有志が集まり、翻訳活動を中心にFedora Projectに協力していた。

 2003年11月に公開されたFedora Core 1では、UTF-8化に伴う多くの問題が露呈しているが、これらの問題に関して優先的に問題解消にあたる予定。また、Webコンテンツやソフトのメッセージカタログの翻訳作業も順次開始するという。

 そのほか、開発だけでなく、翻訳やドキュメント作成など様々なワーキンググループが存在している。活動に参加するには、同プロジェクトのWebサイトから、活動に参加できる。

 なお、3月には「Fedora JP Day」と題して、Fedora Projectに関する話題を取り扱うイベントを開催予定。

組織構成

 同プロジェクトの組織構成を見ると、意思決定機関の運営委員会と、実際の活動を行ういくつかのワーキンググループから構成されている。運営委員会には、プロジェクトの運営を円滑に進めるため、便宜上、以下の役職が設けられている。

リーダー 重松 直樹(インプレス)
サブリーダー 上鍵 忠志(ホライズン・デジタル・エンタープライズ)
サブリーダー 関根 達夫(システムデザイン研究所)
会計 国賀 由慎(テンアートニ)
会計監査 中井 幸博(レッドハット)
関連リンク
▼Fedora JP Project
▼Fedora Project

[西尾泰三,ITmedia]

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