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2004/02/15 08:48 更新
オープンソースUpdate:Samba 3.0.2a リリース
認証処理を中心に幾つかの問題が見つかり、修正版リリースとなった。本リリースの変更点は「ldapsam」「tdbsam」バックエンド利用時の認証障害、NTLMSSPリクエスト処理時のクラッシュ修正など。
Samba 3.0.2a 2004年2月14日 リリース
UNIXとWindows間のファイル共有を実現するオープンソースソフトウェア「Samba」に、認証処理を始めとする問題が見つかり修正版3.0.2aがリリースされた。正された問題点は、アカウントデータベースの修正処理(pdbedit --force-initialized-passwords)を行うと、「tdbsam」バックエンドを利用した認証が正常機能しない点など。
なおSamba 3.0.2以降では、アカウントデータベースのパスワード最終更新日時フィールドに正しい情報が入っていない場合、アカウント認証に失敗することがある。この問題が発生した場合は、以下の処理を行いアカウントデータベースを修正すればよい。
root# pdbedit --force-initialized-passwords |
- 「tdbsam」バックエンド利用時、NT認証に失敗する問題が修正された。
- 「ladpsam」バックエンドにおける未初期化済みパスワードの扱いが修正された。
- ntlmssp(NTLM Secure Service Provider)リクエストのパースに失敗にクラッシュする問題が修正された。
- CIFSマウント時に「nosetuid」「noexec」「nosuid」オプションが正常に扱われるよう修正された。
- 「smbmnt」コマンドにおいて「nosuid」「nodev」マウントオプションが標準設定となった。
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[長谷川 猛,ITmedia]
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