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2004/02/16 19:10:00 更新


NRIセキュア、電子メール監査サービスを提供開始

NRIセキュアは、電子メールの前文検索と送受信メールの保管・検索機能を統合した情報漏えい対策システムを開発、メール監査サービスとして提供を開始した。

 NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は2月16日、電子メールの前文検索と送受信メールの保管・検索機能を統合した情報漏えい対策システムを開発、メール監査サービスとして提供を開始した。

 同システムは、同社のファイアウォール管理のアウトソーシングサービス「ファイアウォール・ネットワーク・センター」のオプション機能として提供され、メール監査の運用上の課題を解決するサービス。同社によれば、電子メールの内容を特定のキーワードで全文検査するメール監査機能は情報漏えい抑止の観点から効果が期待されているものの、従来システムは監査担当者が確認して判断することを前提にされており、監査担当者が本当にメールを確認しているかまでは捉え切れなかったという。

 今回発表したメール監査サービスでは、一人にユーザーに対して複数の監査担当者を指定できるほか、担当を分担して業務負荷を軽減。監査担当者が行っている監査状況を記録したレポートを再生することも可能で、監査が確実行われているかを確認できる。

 また、監査対象になったか否かにかかわらず、送受信されたメールと添付ファイルはすべて長期保存が可能。さまざまな条件で高速検索を行い、Webブラウザから確認できる。万が一の事故発生時にも漏えい内容を検索・特定し、速やかな対応と証拠保全を助ける。

 価格は月額55万円(監査担当者10人、保存容量1200Gバイト)から。

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