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2004/02/27 21:03:00 更新


Optum、ライバルのV3 Systemsを吸収

サプライ・チェーン・マネジメントのプロバイダ、Optum、ライバルのV3 Systemsを飲み込んだ。(IDG)

 サプライ・チェーン・マネジメント・ソフトウェアのメーカーであるOptumは、小規模のカスタマーに向けて、Microsoftプラットフォームで短期間に導入可能な製品を投入する予定だ。同社はこれを、サプライ・チェーン実行用ソフトウェアのメーカーであるV3 Systemsの買収により実現しようとしている。

 Optumは2月25日、V3との契約を先週のうちに交わしたことを発表した。

 V3のソフトウェアは個々の問題に適応できるよう、簡単にカスタマイズすることが可能で、内部コードをいじらずに変更することができると、Optumの社長兼最高経営責任者であるデビッド・シンバリ氏は述べる。

 「このプラットフォームは非常に軽量で、企業の投資に対し、すぐに結果を出してくれる」と同氏は付け加える。さらに、Optumのラインアップにリバースロジスティックスとコントラクトマニュファクチャリングといった機能も追加されることになる。

 Optumのソフトウェアはこれまで、UNIXのみで動作していた。

 「V3 Systemsの買収により、サプライ・チェーン・マネジメントに必要だった苦労を軽減させてくれる、新たなソリューションが加わる」とシンバリ氏は述べている。「Optumはクローズドループの司令をサプライネットワーク全体に与えることができる、唯一のプロバイダだ」と同氏。

 Optumは、完成の程度や場所に依存せずに、ユーザーがカスタマイズされた製品コンフィギュレーションを取り扱い、製品のビジビリティを高めることを補助するためのソリューションを計画しているという。

[IDG Japan]

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