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2004/03/01 19:54:00 更新

DNPとベリサイン、フェリカを使ったPKIベースのネットワークセキュリティシステムを実用化
DNPと日本ベリサインは、フェリカを使ったPKIベースのネットワークセキュリティシステムの大規模導入を可能にしたと発表した。
大日本印刷(DNP)と日本ベリサインは3月1日、ソニーが開発した非接触ICカードの技術方式「FeliCa」(フェリカ)を使ったPKIベースのネットワークセキュリティシステムの大規模導入を可能にしたと発表した。
フェリカを使ったPKIネットワークセキュリティシステムは、フェリカの内部メモリにPKIで使用する電子署名と秘密鍵を格納し、DNPのフェリカ版PKIドライババックを利用することで、プライベート認証局と連動したSSL相互認証、S/MIME、無線LANなどのセキュリティ機能を提供するもの。社員が使用するPCにフェリカ用リーダライタを接続し、フェリカをセットすることで、特定のサーバへのアクセス許可や電子メールの暗号化、無線LANにおける通信暗号化、本人認証などが行えるという。
また、2社は、PKIに利用する証明書と秘密鍵を小さくすることで、電子マネー「Edy」や入退場システム用アプリケーションも、1枚のフェリカで利用できるようにしたとしている。これにより、社員証としてフェリカを導入し、入退場管理や電子マネーなどの既存用途に加え、PKIベースのネットワークセキュリティシステムを構築できるようになるという。
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