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2004/03/03 19:40:00 更新


RSAセキュリティ、SAML 1.1に対応したWebアクセス管理ソフトを発表

RSAセキュリティは、Webアクセス管理ソフト「RSA ClearTrust 5.5」日本語版および、SAML 1.1に対応させるモジュール「RSA ClearTurst Federated Identity Management Module 2.0」を3月8日から販売する。

 RSAセキュリティは3月3日、Webアクセス管理ソフト「RSA ClearTrust 5.5」日本語版および、同製品をSAML 1.1に対応させるモジュール「RSA ClearTurst Federated Identity Management Module 2.0」(FIM2.0)を3月8日から販売すると発表した。

 RSA ClearTrustは、企業で複数のWebアプリケーションを利用する際のシングルサインオン(SSO)とWebアクセス管理機能を提供する製品。最新版では、統合Windows認証、「Outlook Web Acecess」(OWA)へのアクセス時のSSO連携など、Windows環境とのシームレスなSSOを可能にした。また、RSA ClearTrustで予め定義された内部データストアだけではなく、外部データストアをリアルタイムで参照できるトランザクショナル・スマートルール機能などを備えた。そのほか、Webサービス・ランタイムAPIをサポートした。

 モジュール製品の「FIM 2.0」は、業界で初めてSAML 1.1に対応し、異なる組織間でのアイデンティティ連携を実現した。SAML 1.1は、セキュリティアサーションと呼ばれるセキュリティ情報の記述と伝達のための形式をXMLベースで標準化したもの。SAML 1.1を実装しているSSO環境であれば、異なる企業間、組織間の個人の認証情報、属性情報、権限承認情報の交換が可能になる。

 RSA ClearTrust 5.5の対応OSは、Windows Server 2003、Windows 2000 Server SP4/Advanced Server SP4およびSolaris 8、9。AIX、HP-UXについては近日中に対応する予定。FIM 2.0の対応OSは、Windows 2000 Server SP3/SP4、Solaris 8となっている。

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