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2004/03/05 18:10 更新


ホテルニューオータニ幕張のメール配信サービスでウイルス誤配

ホテルニューオータニ幕張が顧客向けに配信しているメールマガジン「特選メール」の受信者に、ウイルスが配信されたことが明らかになった。

 3月4日、ホテルニューオータニ幕張が顧客向けに配信しているメールマガジン「特選メール」の受信者に、ウイルスが配信されたことが明らかになった。同社では原因の調査に当たるとともに、できる限り早急にWebページやメールを通じて事情を説明する方針という。

 同社によると、今回配信されてしまったのは、国内でも感染が広まっているBagle亜種の1つである「Bagle.H」。メール配信サービス「特選メール」は、通常ならば月初の1日および2日に配信されるスケジュールとなっているが、3日夜中にこのウイルスが配信されていたという。同メールサービスの利用者は約6000人。

 ホテルニューオータニでは5日17時現在、原因の調査に当たっているという。原因としては、管理者側の操作ミスのほか、配信サーバの設定に不備があってウイルスごとメールを転送・配信してしまった、あるいはサーバや周辺のPCがウイルスに感染してしまった、といった可能性が考えられるが、今の時点では「まだ不明」(同社)だ。

 同社は5日中にも、一連の経緯を説明するWebページを用意するほか、受信者には別途、電子メールで告知とお詫びを送付する方針という(3月5日22時追記:ホテルニューオータニ幕張のWebサイトに、ウイルス送信について説明するWebページが掲載された)。

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[高橋睦美,ITmedia]

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