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2004/03/16 15:09 更新
またもや発見されたBagle亜種、いったいどこまで?
2月より続々発見されているBagleの亜種ウイルス。先週末から今週に掛けて、さらに2種類の亜種が登場した。
2月より続々登場しているBagleの亜種ウイルスだが、発生の勢いはとどまるところがないようだ。
先週末の3月14日にはBagle.N(ネットワークアソシエイツやトレンドマイクロの命名。シマンテックは「Beagle.M」、F-Secureでは「Bagle.P」)が発見され、感染の拡大が警告された。これまでのBagle亜種と同様、大量に電子メールを送付して感染を広めるウイルスで、自らをパスワードで保護されたZIPファイル、もしくはRARファイル形式で添付する。
また3月16日には、日本ネットワークアソシエイツやトレンドマイクロが、新亜種「Bagle.P」が感染を広めているとして警告を発した(これもシマンテックでは「Beagle.N」、Sophosでは「Bagle-O」とされている)。この亜種も基本的な動きは同じだ。トレンドマイクロによるとBagle.Pは韓国で急速に感染を広めており、日本でもいくつか感染報告が上がっているという。
Bagleについてはあまりに数が増加したせいか、このようにウイルス対策ベンダーが付ける亜種のアルファベットにずれまで生じてきた。そもそも、定義ファイル更新のタイミングによっては、ウイルス対策ソフトウェアが駆除したとして表示するウイルス亜種の名称にもずれが生じることもある。
Bagleだけでなく、作者のどうしの抗争が指摘されているNetSkyについても、亜種の登場が続いている。いずれにせよ感染を防ぐためには、こまめにウイルス対策ソフトウェアのアップデートを行うとともに、不用意に電子メールの添付ファイルを開かないよう注意が必要だ。
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