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2004/03/18 14:13 更新


国内外に通用するセキュリティ技術者育成目指しCompTIA日本支局とSEA/Jが提携

CompTIA日本支局とSEA/Jは、国内外に通用するセキュリティ技術者の育成を目的に、相互会員のパートナーシップを結んだ。

 CompTIA日本支局とSEA/J(セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン)は3月18日、セキュリティ技術者の育成を目的に、相互会員のパートナーシップを結んだことを明らかにした。

 CompTIA(The Computing Technology Industry Association)は1982年に設立されたIT業界団体で、89カ国、1万6000以上の機関が参加。Linuxやネットワークなど11分野のIT関連の資格認定プログラムを展開している。2002年末には、米国のサイバーセキュリティ戦略を受け、セキュリティ専門家の育成を目的とした「Security+」認定制度を開始した。

 一方SEA/Jは、2002年に、セキュリティ知識/技術の普及を目指し、国内の主要セキュリティベンダーが共同で設立した教育プログラム機関だ。経済産業省が策定したITスキル・スタンダード(ITSS)、およびIPA(情報処理推進機構)がまとめた情報セキュリティに関するスキルマップに対応した教育プログラムと認定試験を展開している。

 この2つの団体が提携することにより、国内で求められるセキュリティ技術者の育成を進めると同時に、全世界的なニーズに対応するなど、さまざまな市場からの要望を反映したセキュリティ教育体系を整備。国内外に通用するセキュリティ技術者のより効率的な育成、輩出を実現していくという。

 また両者が互いの教育/認定試験内容を検討した結果、「SEA/J情報セキュリティ技術認定 基礎コース」の教育内容が、Security+の出題範囲に準拠していることが明らかになった。これを踏まえCompTIA日本支局では、SEA/J認定校が提供している基礎コースを出題範囲準拠と認め、Webページなどで紹介していく予定だ。

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