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2004/03/19 00:00 更新


NTT Com、Arcstar IP-VPNにセキュリティアウトソーシングサービスを追加

NTT Comは、IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」の追加サービスとして、顧客のセキュリティ対策をアウトソーシングする「セキュリティオペレーションパック」の提供を開始する。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は3月25日より、IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」の追加サービスとして、顧客のセキュリティ対策をアウトソーシングする「セキュリティオペレーションパック」の提供を開始する。

 このサービスは、Arcstar IP-VPNで結ばれている顧客の各拠点に、レンタルの形でIDS(不正侵入検知システム)やファイアウォール、IPS(不正侵入検知・防御システム)を配置し、ウイルス感染や不正アクセスを防ぐもの。これらセキュリティ機器は、NTT Comのセキュリティオペレーションセンター(NOC)により24時間365日体制で監視、運用される。導入から保守、運用までをサポートする、いわゆるマネージド型のセキュリティサービスだ。

 オプションサービスを利用すれば、検出された不正アクセスやウイルスの状況を収集し、レポートの形で把握することもできる。さらに、緊急性が高まった場合は、電話やメールを通じて通知を行うオプションも用意されている。

 セキュリティオペレーションパックのサービス料金は、IDSを用いた侵入監視サービスが月額7万円台から、ファイアウォールによる侵入防御サービスは4万円台から、またIPSによる侵入監視+防御サービスは23万円台からとなっている。同社はまた、国際IP-VPNサービス「Arcstar グローバルIP-VPN」やOCNサービスでも同様のセキュリティサービスを提供していく方針。

 なおNTT Comは、これに先立つ3月19日より、Arcstar IP-VPNからNTT Comの拠点経由でインターネットに接続する「インターネット接続機能」に、不正アクセス防止やウイルスチェック、Webサーバやメールサーバなどのホスティングサービスを組み合わせて提供する「インターネット接続高機能パック」の提供を開始することも明らかにしている。料金は、13万円台のサービス利用料に、接続品目/ポート速度に応じて設定される接続機能利用料(月額6万円から)を加えたものになる。

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