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2004/03/19 15:41 更新


アラジンジャパン、ハードウェアキーでHTML文書のDRMを実現する「HASP DocSeal」発売

アラジンジャパンは、ハードウェアキーを用いてHTML形式の電子文書を保護する「HASP DocSeal」の販売を開始した。

 アラジンジャパンは3月19日、ハードウェアキーを用いてHTML形式の電子文書やコンテンツを保護する「HASP DocSeal」の販売を開始した。

 HASP DocSealは、USBインタフェースもしくはパラレルポートに接続して利用する暗号化エンジン内蔵のハードウェアキー「HASPキー」と、専用暗号化ツール「HASP エンベロープ」、専用ビューワ「DocSeal」から構成されている。ハードウェアキーの抜き差しによって、電子文書に対する暗号化とアクセス制御を実現する。

 現時点で対応しているのはHTML文書とそこに含まれるJavaScript、カスケードファイルや画像ファイルなど。HTML文書作成者が定めたポリシーにしたがって、文書の閲覧や保存、印刷、コピー&ペーストといった操作を制限できる。受信した文書は、Windowsエクスプローラなどでは表示すらできず、対応したHASPキーとカスタマイズされたDocSealがそろわない限り開くことができない。

 さらに、オプションとしてさまざまなタイプのHASPキーを利用することによって、特定のIDを持つユーザーのみ、あるいは特定の期間のみに文書の閲覧を許可する、といった制御も可能になる。

 同社はHASP DocSealによって、企業の知的所有権や機密に関わるHTML文書を保護し、無関係のユーザーによる参照や流出を防ぐことができるとしている。

 HASP DocSealはWindows 98、Windows NT/2000/XPおよびWindows 2003 Serverに対応している。価格は、HASPキー2本を含んだキットが15万円。同社はまた、無料で利用可能な体験版「HASP DocSealデモキット」も用意している。

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