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2004/03/29 21:15 更新


NECインフロンティア、柔軟な構成が可能な入退室管理システムを提供

NECインフロンティアは、ICカードやバイオメトリクスなどさまざまな認証手段に対応した入退室管理システム「SecureFrontia」の販売を開始する。

 NECインフロンティアは3月31日より、さまざまな認証手段に対応した入退室管理システム「SecureFrontia」の販売を開始する。

 SecureFrontiaは、磁気カードやICカード、指紋をはじめとするバイオメトリクス認証などに対応した認証機器と電子錠ユニット、各種ゲートのほか、これらを制御するサテライトインテリジェントユニット(SIU)、システムを一元的に管理するコントロールユニットから構成されている。サーバルームやデータセンター、あるいは研究所など、機密性が要求される場所に認証機器と電子錠を配置することによって、セキュリティレベルに応じた入退室管理を実現する。

 特に、銀行の金庫や機密情報が格納されているサーバルームなど、非常に高度なセキュリティが求められる場所では、同じ部屋に最低2名以上在室するよう管理する「ツーパーソン機能」や、正しく入退しない限り次回の入室や退室を制限する「アンチパスバック機能」などの高度な入退室管理を行える。

 SecureFrontiaの特徴としては、規模や性質に合わせて柔軟に入退室管理システムを構築できることが挙げられる。最大2048台までの機器に対応し、ニーズに合わせて徐々に拡張することが可能だ。また、認証システムとしては、従来型の暗証番号や磁気カードに加え、FelicaなどのICカード、指紋をはじめとするバイオメトリクス認証、ICタグなど、さまざまな認証手段に対応する。一方、入退室を制御する機器側では、電気錠に加え、フラッパゲートや車両ゲートなどの接続も可能だ。

 また、LANやWANなどネットワーク経由で監視と保守、障害時の状況確認、対応作業が可能なほか、リモートからのプログラムのアップデートや自己診断の実行なども可能。さらに同社の通報装置「コルソス」と連携させれば、携帯電話やPDA端末に対し、音声、メールや画像などでアラーム情報を送信することができる。

 SecureFrontiaの標準システム価格は、SIU5台とサーバ1台、電気錠5式の構成で約500万円から。金融機関や自治体、公共施設、介護施設/病院など、物理的なセキュリティ対策が求められる顧客向けに販売hしていく。

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