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2004/04/01 08:53 更新


亜種続出のNetSkyとBagle、3月のウイルスを独占

NetSkyとBagleの亜種が続々と出現した影響で、Sophosが発表した3月のウイルスワースト10の上位9位までをこの両ワームが占めた。

 スパム/ウイルス対策企業のSophosは3月31日、3月のウイルスワースト10を発表した。NetSkyとBagleの亜種が続々と出現した影響で、上位9位までをこの両ワームが占めている。

 Sophosのセキュリティコンサルタント、キャロール・テリオルト氏は次のように指摘している。「NetSkyとBagleワームの作者がウイルス作成能力を競ってバトルを展開し、新たな変種リリースの応酬を繰り広げた。今月最大のウイルスという点ではNetSkyがSophosに寄せられた報告の60%を占めて勝利したが、最も割を食らったのは、NetSkyとBagleの争いに巻き込まれたコンピュータユーザーだ」

 Sophosの集計による3月のウイルスワースト10は以下の通り。

順位ウイルス名
1.NetSky.D(30.2%)
2.NetSky.B(12.3%)
3.NetSky.C(11.7%)
4.Bagle.C(3.5%)
5.NetSky.J(3.5%)
6.Bagle.E(3.4%)
7.NetSky.P(2.1%)
8.Bagle.H(1.5%)
9.Bagle.J(1.4%)
10.MyDoom.A(0.9%)

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